2011年2月23日水曜日

おなかがへったマーチ

家具などを買い揃えて、親戚と食事に行く約束など取り付け、あとちょっとで生活環境が変わるのを実感しています。

今思いつくこれからも大事にしたい友人などを考えてみますが、割とみんながそうだと思います。

先ほどFacebookに登録して近所に住んでる昔の同級生などをさーっと探しましたが、誰一人として全然興味がわきまへんでした。


要するに、「済ませておくこと」なぞは本当に我が身に関わることだけだということで、つくづく自分の交友関係について悩みます。




今朝、ツイッターの方にも書いたのですが、組織というものについて。


前から存在する手法を考えもなしに全て受け入れる体質が嫌いなんです。

それは継承ではなくて惰性であり、進歩とはかけ離れたくだらない生き方です。


なんでこんなこと考えてるかと言ったら、ひとえに僕の嫌いな大学生を批判する為であります。

彼らが誇らしげに所属をPRするサークルや部活動と言うのは先輩・後輩の序列の強く意識される社会であり、そこには合理性や倫理観や正義と言ったものとは無縁の下らない思想がはびこっており、先輩が行ってきた習慣を無批判に受け入れるその根性を、繰り返される無反省なイベントを、そのどれも本当に見て聞くだけで気分が悪くなります。

彼らはその集団への帰属意識と安心感のせいで自分自身の視野を著しく狭めていることにも気付かず、ただその中での評価の獲得の為に活動する、外界からは必要とされない会話技術をひどく重視します。



あぁ



こういう自分の世界に閉じこもり仮想的を攻撃するような文章を書き続けても周囲にはただの偏執狂、パラノイアとしか思われなくなるのでもうやめます。



「あれが嫌い!」「これが嫌い!」と言うと、幼稚だなと言われました。

だから「どういう理由でこれが憎い」と筋道だてて説明できる技量を、勉強により身につけました。

そしたら誰も僕の話を聞いてくれなくなるので、とても危険です。わんだらーん。

2011年2月14日月曜日

転校生M、冷凍モモンガを買う

芥川賞を受賞した西村さんの「苦役列車」を読んだよ。

努力というものとは無縁の自堕落な主人公の下品で惨めで辛い場面や行いが矢継ぎ早にどんどん目の前を流れて行く、停滞する生活なのにスピード感のあるお話でした。
(↑当たり障りない感想)


こういう惨めな恥辱を曝け出す私小説は、読後にどんな気持ちを作ればいいのかその答えが未だに出てきません。

とりあえず一回読んだ今は自分の欲求がリクエストするままに、『こうならなくてよかった。』という高慢な思い上がった感慨でもって今の自分の幸せを再確認することにしました。


しかしそれだけではない、何かモヤモヤした気持ちが浮かんでいます。

同情とかそんな気持ち無く自分をこの苦役列車に重ねてしまうような感情がそれです。

それは僕の生来の自虐的思考によるものなのか、本当のところは現状に満足や幸せなど何も感じていないのか。

このお話の凄惨さは、そんな自分の苦悩も「薄っぺらい」と一笑に付すようなどこまでも深い闇を持つ、という感じでもなかったです。


正直、読んでて楽しかったですが、人生に関わる根源的な問いとかそんなものを喚起されることはなかったです。

もっかい言います、読んでて面白かった。本当に。

2011年2月13日日曜日

あたらしマンと内気なケーキちゃん

先週の水曜日からの東京滞在が終わった。

振り返ったり4月からの生活のことを考えたいですが、面倒だし今の俺には部屋の中をどうするかという題ばかりが頭の中にあるので、その日その日の俺の発言を思い出しながら短く振り返る。



9日
相模大野に滞在

「町田駅から出られないどうしよう」


10日
舞浜にて生きることの楽しさに咽び泣く

「うわあああああ」


11日
雨と雪がクソ降り注ぐ中、賃貸物件を5件内見した。決めた。

「後楽園ってダークシティですね。」


12日
契約。文京区に住みます。
ゴル健とかろちんのとこに鍋を喰らいに行く。ケニーも来てくれたよ。

「カエル達よ、都を襲え」


13にち
それは今日。夜から長谷川のライブ観に行く。
その後心斎橋のMOGA THE ¥5に行きたい。

今からは何て言おうかな。

2011年2月5日土曜日

駆け抜けろゼブラストライプ

そんで卒展に感銘受けた昨日の今日、畑本氏(http://twitter.com/tigusayayoiの工房に見学に行ってきた。

染物の知識は全くない。
ただ、それが甚大な労力や集中力によって作られとるいうことはわかる。


なので今日は、彼の仕事ぶりよりも、設備や保存されてる品を見る為のイベントだった。



職人の仕事場ってのは楽しい!

知らない道具や設備が山ほどあって、
そのギミックをいじって動かす時なんかむっちゃワクワクする。

この写真の場所が柄をつける工程の主な作業場。

この長い机にダランと乗せた生地に、型紙をあてて糊をあてていき、その後、染料につけるのだそうだ。


 完成した生地はとてもiPhoneの写真なんかでわかるもんじゃ
なかった。
着物の生地って、遠くから見たら無地で、近くでみるととても細かい文様が現れてきますよね。

あれすごい好きなんです。


だから彼がじっくり進めているという、生地のスキャン&アーカイブ化を待つことにする。

目が飛び出る位の値段のついた型紙も見せてもらった!


この模様、全部が一枚の型紙から作られたものだから繋がってるんだぜ!


型紙師は「染めてみろや」という気概で命を削って型紙を作り、

染師は「どうこれ^^」って顔で、自分の技術を駆使して一つの型紙から全く違う顔色の作品を作る。


そういういたちごっこなプロセスが行われてこの世界は切磋琢磨と回っているそうです。



なんだか素敵な話をきいた。

2011年2月4日金曜日

どこにもある

昨日は、京都嵯峨芸術大学の卒業制作展に行ってきたで!(ババーーーーン ドヤ)


卒業を間近にして、色んな友人の動向が面白い感じになってるのがたのしいです。


彼が出したのは「三秀院」というタイトルの三枚の反物でしたの。

「一番空に近い竹の葉の色」「石畳の色」「真竹の色」だけで大好きな天竜寺の三秀院を表したということだ。


写真を載せたいけど、撮影してもわかるもんじゃなくて

光を受けた姿を直に目で見るのが楽しいんだばあばばばばばば


でも写真をとってあいほんの待ち受けにした。
染物の柄はなんていうかミニマルで細かくて、とても合うと思う。



色で言うとね、あたしは京都を離れる前に禁色が見たいんだ。

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禁色(きんじき)とは律令制位階によって衣服の色が定められたなかで、下位の者が着用を禁じられた色。転じて、着用を禁じられた衣装全般も含む。
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 そんなかでも黄櫨染を再現したものが京都にあるというので、観に行きます。

光に当たると金茶色が赤茶色に変化するのがトテモ綺麗なんだそうな。


黄櫨染を発明なさった本人が“太陽の色”と称すその色を俺は見てみたいです。